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平成15年6月15日(日)

〜科学の進歩で宇宙や生命は、何処まで解明されたのでしょうか?〜
 
 
20世紀、素粒子物理学は飛躍的進展を遂げました。湯川秀樹博士の中間子論が認められノーベル物理学賞を受賞したことを始め、原子核を構成する陽子や中性子が、もっと小さなクォークからできていることが解明されています。

さらに理論上では、ヒッグス粒子の存在が考えられていると言われていますが、仮に発見されないとすれば、クォークなどにさらに内部構造がある可能性があることも否定できなくなり、素粒子物理学は未来への分岐点に立たされていると言っても過言ではないでしょう。

比較惑星学者・東京大学大学院教授:松井孝典さんは、NHK番組"人間講座"の中で「宇宙からみる生命と文明」と言うお話しの中で、二十世紀迄の科学、そして、これからの二十一世紀の科学について、次のように語られています。

二十世紀迄の科学というものは、二元論という要素還元主義という言い方でいきますと、宇宙とか太陽系とか地球というのはわりと従来の二元論と要素還元主義的な考え方で、非常にきれいに解ってきたんです、ところがそれでは解らなかった問題があるわけです。

これは何かというと、生命の起源と進化です。生命の起源と進化というのは、これは二十世紀にいろんなことが明らかになったけれども、今もってハッキリしない、非常に大きな科学的なテーマになっているわけです。

何で生命の起源と進化が、宇宙とか或いは太陽系とか地球の起源と進化に比べると理解が進んでないかというと、実はこれは、システムとしての特徴が一番良く表れるということです。

生命そのものだけでは存在できない、必ず環境というものがあって生命は存在する訳ですが、その環境と生命の相互作用と言うのは、これはミクロなレベルからマクロなレベルまでものすごい階層構造をしていて、これは大変なんですね。

それで私はこういう問題をどう考えたらいいのかと言うことで、いろいろなことを考えたんですが、こういう図を作って考えたらどうだろうかと言うことでですね、これは時間、時空を縦軸にとって、空間を横軸に取ってありますが、そういうなかで今、われわれが知っている知識を全部纏めるとどうなるのか、と言うことを書いてあります。

ミクロな世界からマクロな世界までずっと水平方向に拡がるわけですが、実は、地球でもそうなんですが厳密にいえば宇宙に行くと、時間というのは、つまり現在というのは意味もたなくなるんです。全て過去になるんです。

要するに光が伝わってくるまでには時間がかかりますから、今見ているといっても、それは前にでた光りなんです。ですから過去に行くと、ドンドン、ドンドン下がっていくんです。今見ているんだけど、見ている現象としては過去だと言うことでですね。

時間、時空をこう取って、最初はこっちだとすると、こう下がっていくんですね。しかし、最初の瞬間というのは何処かにあるわけですから、そこに繋がっているはずだと、ミクロの世界をドンドン、ドンドン見ていくと、実はですね、究極の構成粒子にまで到達すると。

しかし今究極の構成粒子はわれわれは見ることは出来ないわけですが、宇宙の誕生した瞬間にはあったはずなんで、時間、時空のですね、極微の世界というのは宇宙の誕生の瞬間に繋がっているはずなんです。

それから、宇宙が膨張すると言うことが解ったのです。宇宙が膨張するって言うことがですね、その後の自然界に大きな影響を及ぼしたわけですが、それは何かというとですね、宇宙が膨張しているってことは、時間を逆に溯れば宇宙が一定に凝縮してしまうということですから、宇宙に始まりがあると言うことですね。

宇宙に始まりがあるってことは時間にも始まりがあるって言うことだし、全てのものに始まりがあるんだと。そうするとね、われわれが今見ている全てのものはですね、宇宙の始まりの瞬間から現在迄の間に創られてきたものだと言うことになります。

だから私はこれをどう表現するかといいますと、宇宙というのは実はビッグバン、ビッグバンと言うのは宇宙の始まりに付けられた名前ですが、その時からの宇宙の歴史的産物であると、と言うことはこれは宇宙の歴史が書かれた一種の古文書のようなものであると。

この古文書を解読しているのが、われわれ自然科学者と言うものが興味を持ってやっていることなんです。(文中敬省略)・・・と仰っておられる。

つまり、宇宙が膨張しているってことは、時間を逆に溯れば宇宙が一定に凝縮してしまうという。・・・と言うことは、宇宙に始まりがあると言うことで、宇宙の始まりである究極の素粒子にまで到達するということであります。

今まさに、見えない世界の入口にさしかかった。このように最先端科学は物質を探求し、極微の世界へと踏み込んでまいりました。1990年今から13年前、或る方は、物質を追求していくと原始から素粒子の世界に入り、ついには量子力学ではつかまえることのできない「無」の世界に到達する。・・・と説かれました。

その無の状態は、人知では想像も出来ない、宇宙に遍満する無限エネルギーである事を示されたのであります。

科学の領域はどんど ん目に見えない世界へ突入し、素粒子の世界が自然界に大きな影響を及ぼしていることが明らかになりました。私たちは、科学は進歩したと思っておりますが、宇宙を構成している宇宙意識には足元にも及ばないのです。

人間の肝臓の中で行われている化学反応を実際の工場で行うと、東京都に匹敵する面積の化学プラントが必要となり、なおも処理しきれない物質が残るといわれているのです。

また、ヒトゲノムの解析がほぼ終えられた結果、約30億塩基対という通説通りであったことが判明しましたが、人間の細胞の核にある遺伝子にはわずか1グラムの2千億分の1という極微の空間に、百科事典千冊分に相当する膨大な情報が書き込まれていると言われています。

これは人間(と言う概念)の意思で書かれたものではありません。人間は宇宙意識が自らを以てして創造された、最高の芸術品なのです。されど、その人間の身体は意識(魂)が抜けてしまうと、人体としての活動をしなくなる儚いものでもあるのです。

万物の根源は宇宙意識そのものであり、私たちの場合も意識が身体に対して主体的な働きをしているからこそ、人間としての行為、行動が可能になるのです。


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